『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』レビュー・評価 – 温かみのあるドット絵で楽しむ本格戦略シミュレーションRPG
評価ポイント
目次
- 『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』ってどんなゲーム?
- 実際にプレイしてみた感想
- 初心者が知っておくべきポイント
- まとめ:こんな人におすすめ
- ダウンロードリンク
はじめに
「鈴蘭の剣:この平和な世界のために」は、2024年8月1日にリリースされた、XD Entertainment Pte
Ltdが開発・配信する戦略シミュレーションRPGです。ネオピクセルと呼ばれる独自のドット絵技術と最新の3DCG技術を融合した美しいグラフィックとマルチエンディングシステムとして大きな注目を集めています。
「戦略SRPGは初めて」「ドット絵ゲームって古くない?」と思っている初心者の方でも、このゲームは現代的な要素と懐かしさを両立した親しみやすい作りになっています。今回は40時間以上プレイした筆者が、このゲームの魅力と注意点を詳しくレビューしていきます。
『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』ってどんなゲーム?
※引用元:鈴蘭の剣:この平和な世界のために公式サイト
基本情報
開発・配信 | XD Entertainment Pte Ltd |
---|---|
リリース日 | 2024年8月1日 |
対応機種 | iOS / Android / PC / Steam |
価格 | 基本無料(アイテム課金有) |
ジャンル | 戦略シミュレーションRPG |
ゲームシステム
鈴蘭の剣:この平和な世界のためには、傭兵団の団長として戦略的なバトルと傭兵団経営を楽しむタクティクスRPGです。プレイヤーは小国「イリヤ」を舞台に、貴重な鉱物を巡る争いに巻き込まれながら、傭兵団「鈴蘭の剣」を率いて生き抜いていきます。
基本的なゲームプレイの流れは以下のようになっています:
- 依頼を受けて傭兵団のメンバーを編成
- グリッド式バトルフィールドで戦略的にキャラクターを配置
- 地形やギミックを活用して敵を撃破
- 戦利品で装備製作やスキル習得を行い傭兵団を強化
特徴的なのは、プレイヤーの選択によってストーリーが分岐するマルチエンディングシステムです。受ける依頼や戦闘での行動によって小国「イリヤ」の情勢が変化し、複数の結末を楽しむことができます。
ストーリー・世界観
舞台は貴重な鉱物が採れる小国「イリヤ」です。プレイヤーは傭兵団「鈴蘭の剣」の団長として、周辺の強国に狙われる中で発生した暴動をきっかけに始まる泥沼の内戦を生き抜いていきます。
メインストーリーでは、プレイヤーの選択次第で大きく変化するマルチシナリオが丁寧に描かれており、温かみのあるドット絵世界で重厚な政治劇と人間ドラマを楽しめます。
実際にプレイしてみた感想
面白かった点・魅力
- 美しいネオピクセルグラフィック:クラシックなドット絵に最新の3DCG技術を融合させた「ネオピクセル」は懐かしさと新しさを両立した素晴らしい表現です
- 奥深い戦略性:地形やギミックを活用したバトルは非常に戦略的で、爆発樽での一掃やノックバックでの場外K.O.など爽快感も抜群です
- 選択によって変わるマルチシナリオ:プレイヤーの行動次第で国の情勢が変化し、複数のエンディングが楽しめる高い自由度が魅力です
- 充実した傭兵団経営:装備製作、スキル習得、体力回復など傭兵団運営の要素が豊富で、やりこみ要素が充実しています
- 温かみのある世界観:酒場や工房、街並みなど細部まで作り込まれたドット絵世界は見ているだけでも楽しめます
気になった点・改善点
- 操作性の問題:攻撃時の移動指示が分かりにくく、敵をタップしても自動で適切な位置に移動してくれないのが不便です
- リセマラの手間:チュートリアルが長いため1周15分程度かかり、ガチャ確率も2%と渋めでリセマラが大変です
- チュートリアル不足:ゲームシステムの説明が薄く、特にライトユーザーには理解しにくい部分があります
- オート機能の精度:オートバトルでは序盤から負けることが多く、手動操作が前提の難易度設定になっています
他のゲームとの比較
同じ戦略シミュレーションRPGジャンルの「ファイアーエムブレム」と比較すると、鈴蘭の剣:この平和な世界のためには以下の点で差別化されています:
- グラフィック表現:ネオピクセル技術により、ドット絵の温かみと3DCGの美しさを両立しています
- ストーリー分岐:プレイヤーの行動による国の情勢変化というマクロなスケールでの物語展開が特徴的です
- 経営要素:単なる戦闘だけでなく、傭兵団の運営や装備製作などの経営要素が豊富です
初心者が知っておくべきポイント
序盤の進め方
ゲームを始めたばかりの初心者は、以下の順序で進めることをおすすめします:
- チュートリアルをじっくり理解:説明が薄いので、基本的な操作方法とバトルシステムをしっかり理解しましょう
- メインクエストを中心に進行:ストーリーを進めることで新しい機能が解放され、傭兵団も成長していきます
- 装備製作を活用:戦利品を使った装備製作で戦力を大幅に強化できます
- 地形ギミックを覚える:爆発樽や高台など、フィールドギミックの活用法をマスターしましょう
- スキル組み合わせを試す:キャラクタースキルの組み合わせで戦略の幅が大きく広がります
ガチャ・課金について
鈴蘭の剣:この平和な世界のためにの課金要素について説明します:
- 基本プレイは無料:メインストーリーや基本的なバトルは課金なしでも十分楽しめます
- 英雄募集(ガチャ):SSRキャラクターの確率は2%と渋めですが、30連でSSR確定ガチャもあります
- 初回特典充実:25連程度のガチャアイテムが配布されるので、まずは無課金で試してみましょう
- 装備強化パック:装備製作や強化素材を効率的に入手できる課金パックが用意されています
初心者は最初の1〜2週間は無課金で遊んでみて、ゲームが気に入ったら軽い課金を検討するのがおすすめです。
攻略のコツ
効率的にバトルを進めるためのコツをご紹介します:
- 地形を最大活用:爆発樽での範囲攻撃や高台からの射撃など、地形ギミックを積極的に活用しましょう
- ノックバックスキル重視:場外に敵を吹き飛ばすことで強敵も一撃で倒せます
- キャラクター配置重視:前衛・後衛のバランスを考えた配置で、敵の攻撃を効果的に受け流しましょう
- 手動操作前提:オート機能はあまり優秀ではないので、重要なバトルは手動で行いましょう
まとめ:こんな人におすすめ
40時間以上プレイした結果、鈴蘭の剣:この平和な世界のためにはBランク(良作)の評価を付けさせていただきます。
特に素晴らしいのは、ネオピクセルによる美しいドット絵グラフィックと戦略性の高いバトルシステム、そしてプレイヤーの選択で変化するマルチシナリオです。一方で、操作性の問題やリセマラの手間、チュートリアル不足は改善の余地があります。
こんな人におすすめ
- 戦略SRPGファン:ファイアーエムブレムやタクティクスオウガが好きな方には間違いなくおすすめです
- ドット絵グラフィック好き:懐かしくも新しいネオピクセルの美しさを堪能したい方にぴったりです
- マルチエンディング重視:選択によって変化するストーリーを何度も楽しみたい方におすすめです
- じっくり考えるゲーム好き:戦略を練って敵を撃破する達成感を味わいたい方に最適です
- 経営シミュレーション好き:傭兵団の運営や装備製作などの経営要素を楽しみたい方におすすめです
逆に、以下のような人にはあまりおすすめできません:
- 手軽にサクサク遊びたい人(戦略を考える時間が必要です)
- 完全無課金で最高レアキャラクターを狙いたい人(ガチャ確率が渋めです)
- スマートフォンでの操作性を重視する人(操作が少し煩雑です)
ダウンロードリンク
『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』は以下のストアからダウンロードできます:
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